2025年10月2週目(Week41)のFX裁量の結果です。
サマリ
今週もマイナス収支となりました。しかし、これは新しいトレード手法を試した結果であり、今後のための必要経費だと考えています。
具体的には、以下の3点を変更しました。
- 指値エントリーへの変更:これまでの成行エントリーをやめ、エントリーしたい価格から10pipsほど引き付けた位置での指値注文に切り替えました。
- ナンピン戦略の検証:ナンピンの有効性を確認するため、あらかじめ複数の指値注文を設置する戦略を試しました。
- ロット計算方法の変更:固定ロット制を廃止し、口座残高に対する許容損失率(%)を基準にロットサイズを算出する方法を導入しました。ナンピンする場合も、すべてのポジションがロスカットされた際の合計損失が、設定した許容損失額に収まるようにロットを調整しました。
今週のトレード振り返り
結果
今週は新しい手法を試した週でしたが、その感想は以下の通りです。
まず、固定ロットをやめて許容損失率に基づいてロットを計算する方法は、非常に有効でした。また、成行から指値への変更も功を奏し、より有利な価格でエントリーできました。
一方で、ナンピン戦略には課題も見つかりました。この戦略では、許容損失額から逆算するため、最初のロットサイズが小さくなります。そのため、1つ目の指値にだけ約定して価格が順行した場合、利益があまり伸びません。逆に、ロスカットになる際はナンピンによってロットが積み上がった状態になるため、損失額は許容範囲内ではあるものの、それまでに得た利益を大きく削ってしまう結果となりました。
そのため、今週もマイナスで終わっています。
このように、資金管理をルール化し、感情を排して機械的に行うことで、多くの学びを得られた一週間でした。試してみて本当に良かったと感じています。
ちなみに、これらの資金管理やロット調整を効率化するため、エントリー時に自動で計算して指値注文を入れるMT4スクリプトを自作しました。これまではネット上でEAやインジケーターを探すことが多かったのですが、今回は自分で作成したことで、より深く理解できました。素人ながらの作成なので、想定外の動きもあり何度か修正しましたが、非常に良い経験になりました。
反省点
1週間のトレードを振り返ると、ナンピンが有効に機能する場面は少なく、むしろナンピン状態でロスカットされることで、全体の損益を悪化させていることが分かりました。この結果から、ナンピン戦略は現時点では採用しない方が良いと判断しました。
もし今後ナンピンを使うのであれば、経済指標発表後など、ボラティリティが極端に高い場面に限定するのが賢明かもしれません。
来週はナンピンをやめ、単発でのエントリーに戻します。それ以外のルール(指値注文、許容損失率からのロット計算)は、今週と同じ条件で継続して検証してみる予定です。
エントリーの方向性さえ間違えなければ、良い結果に繋がりそうな手応えを感じています。
業者ごと
TitanFX
トレード履歴

今週は指値でナンピンを入れていたためエントリー数が非常に多くなりました。そのため、直近の履歴からスクリーンショットで撮影できる範囲のみ掲載しています。
ポジション
なし
まとめ
裁量トレードの合計は -3,581円 でした。
今週の敗因は、利益が出る場面ではナンピンが機能せず(ロットが小さく利益が伸びない)、損失が出る場面ではナンピンが機能してしまう(ロットが積み上がり損失が大きくなる)という、損益バランスの悪さにありました。
FXトレード累積
グラフ

毎週エクセルでまとめているグラフを載せておきます。
今年の累積
